「一期一会」という素敵な言葉があります。これは茶道の心得として語り継がれていますが、当学院も、人との出会いをとても大切にしています。互いにとって良い出会いと思えるような関係を築いていきたいと考えています。
教育現場でよく使われる言葉として、出来る、出来ないを「才能」「遺伝子」などを理由にあげる事を耳にします。本当にそれが理由なのでしょうか? 例えば地方と都心。その差を考えた時、もし先天的な事が理由なら地方と都心の差も生じないはずです。要因の一つとして、地方だからということで周囲の大人が諦めてはいないだろうか? この壁は越えられないのではないかと指導者が線を引いてはいないだろうか? 当学院では、人々の意識の問題、指導者の資質、指導のあり方の問題を改善しつつ、施設などの環境を整え、子どもの可能性を信じてクオリティの高い音楽・教育を提供していきたいと考え実践をしています。
当学院のレッスンは、子どもの場合、演奏や学問、ただそれらが出来るということが目的ではなく、同時に「生きる力」も育くむ事を目的としています。「自立」を柱とした各コースは、子どもの将来をしっかりと見据え、愛情を持って接するようにしています。
これからの時代に必要とされる能力を積極的に伝えていこう!という「習い事」の枠から一歩進んだ、生きた教育に取り組んでいます。
何かを習うという事は、エネルギーや時間、費用もかかります。習い終えた時、これらに見合うだけの何かが習得出来たか?が一番大事なポイントだと思っています。それは技術面だけということではなく、最後まで諦めなくなった!ポジティブに考えれるようになった!成功体験と積み重ね自信を持てるようになった!等など、関わりを持った大人の言葉がけや導き方で、大切な事を学ぶ事もできます。それらは自分の財産となり他の分野においても核となりうる事だったりします。選んで良かった!通って良かった!と思っていただけるよう、我々は常に努力していかなければならないと考えています。